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高2進路講演会 | 逗子開成中学校・高等学校

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10月11日(水)に高校2年生を対象として、進路講演会が行われました。

今回は、立命館アジア太平洋大学国際経営学部教授の李根煕様、横浜国立大学環境情報研究院准教授の島圭介様のお二人に来ていただき、高校2年生の文系・理系選択の参考となるようなご講演をしていただきました。

 

李様はマーケティングについてお話しくださいました。

「『マーケティングを一言で言うとなんでしょう?』というと、販売促進・市場分析・市場改革などと答える方が多いです。

これらは全て正しいですが、マーケティングの一部に過ぎません。

まとめるとマーケティングとはコミュニケーションです。

 

成功の反対は?『失敗』? でもこういう言葉があります。

『Failure is not the opposite of success. It’s a part of the success.

あなたたちが成功したいと思うのであれば、失敗はその過程です。』

一般的な会社では成功すると飴を、失敗すると鞭を与えられますよね。

ですが、成功すると飴を、失敗しても飴を与える会社もあります。これは従業員を動機づける方法なのです。

『間違っていても発言・行動することが大事』という雰囲気をつくることで、より意見を言いやすい、挑戦しやすい環境をつくることができるのです。

 

しかし、失敗しても飴がもらえるのであれば、鞭が与えられるのは一体どういう時なのか?

それは、『何もしない時』です。

 

同じ時間、同じ話を聞いていても自分の成長に繋げられるか繋げられないかは自分次第。

大学で何かを学んで卒業したいのであれば、

You have to do something.

ただ座って何もしないのではなく、何か行動を起こすべきですね。」

続いて、「人のメカニズム×知能ロボットで人を支援する」をテーマに研究活動をしていらっしゃる島様からお話しいただきました。

私たちが普段、歩いたり、何か物を掴んだりという動作をする時、複雑な情報処理が行われています。

このような動作は、多様なメカニズムによって成り立っています。

このメカニズム(人間の不思議)について知ることで、より人間に近い、人間らしいロボットを作ることができるのです。

 

人は○○で動いている。

人は○○で操ることができる。

 

この○○に入るのは、「電気」です。

 

体を動かす時の筋肉、信号を流す脳など、人の身体の中では電気が流れています。

この電気を操ることによって体の不自由な方、介護のサポート、リハビリ、またそれ以外にも色々なケースに利用できるようです。

・乳幼児行動解析と発達障害評価

・筋電義手による体の不自由な方のサポート

・見えない壁による転倒リスクのテスト、転倒の防止

・電気による運動の増幅でリハビリのサポート

・その他

など、具体的な研究内容についてのお話と、最後にこんなお話もしてくださいました。

 

「まずは、夢を持つこと。

そして夢を叶えた自分をできる限りリアルに想像すること。

そうすると感謝が生まれるはずです。

それと同時に今自分が何をすべきかがわかるはず。

あとはそれをひたすら演じる。

演じ続ければ、それはいつかきっと本当になるはずです。

 

Fake it until you make it.

『演じろ、そうなるまで。』」

お二人のお話が文系理系選択の参考になったのはもちろんのこと、生き方や取り組み方などこれからの人生において大事な事を学ぶことの出来る、そんな時間になったのではないかと思います。

お忙しい中、貴重なお時間をありがとうございました。