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総合学習「人間学」 | 逗子開成中学校・高等学校

総合学習「人間学」

総合学習「人間学」

自ら学び続けるために

総合学習「人間学」は、将来も自ら学び続けるために、中1から高2までの5年間、体系化されたプログラムに取り組みます。私たちが生きる世界全体にまで視野を広げ、問題意識を持ち、人間に対する理解を深めます。また、自分自身を見つめなおすきっかけとなることで、自らの進路を深く考えられるようになります。

答えのない問いに挑戦しよう

逗子開成の総合学習・総合探究では、将来も自ら学び続ける礎をつくるためのプログラムを用意しています。それは、課題を発見し問いを立て、情報を収集し、整理・分析し、結果にまとめて考察し、表現するといった探究の流れを身につけるものです。これらの学びは、他の教科や部活動、プロジェクト活動、学校生活にもきっと活かされるでしょう。教科書に書かれていることを学習することはもちろん大切ですが、仲間とともに考えを深め合い、世の中に存在する“今は未だ答えのない問い”にも果敢に挑んで欲しいと願っています。

人間学担当教諭
木村 浩明 先生

中1 多角的な視点を養う

前期では探究学習の入門として、探究学習のプロセスを学びます。後期では新しい土曜講座を企画するというテーマで発表活動を行います。このようなプログラムを通して多角的な視点を養います。

具体的な取り組み

中1では、「『海に関する土曜講座』を企画する。」というテーマに取り組みます。本校の特徴のひとつである「土曜講座」を自分たちで企画するという目標に向かって活動します。調査方法を学ぶ、フィールドワークを行う、広告ポスターを作成する、発表活動を行う、そういったさまざまなステップを踏むなかで、探究活動の土台をつくることがねらいです。

中2 意見を言う力を高める

前期では中1の社会や理科で学んだ内容をさらに深め、災害について探究し、開成祭で研究ポスター発表を行います。後期ではディベートにチャレンジします。意見を発する力を高めながら、他者の意見に耳を傾けることで、自身の意見を深めるのがねらいです。

具体的な取り組み

中2では「『日本の水族館及び動物園を廃止するべきである。』是か非か。」という議題について、グループ討論をします。肯定側と否定側に分かれ、それぞれ討論の材料となる情報を集め、クラス内でディベートの訓練を重ねます。最終的には中2の全生徒参加のもと、各クラスの代表チームが「学年ディベート大会」に参加し熱い意見を闘わせます。

中3 企画し 創り出す   

中1から学んできたことの集大成として「理想の水族館」を企画します。また、これまでの自分の歩みを振り返り、これからの進路と生き方について考え、夢をふくらませる「自己探究プログラム」に取り組みます。また、校外から講師を招き、デザイン思考の方法を学びます。

高1 問いを立てる

高2のアジア研究旅行の事前学習として、各自 「研究の問い(テーマ)」を立てます。問いを立てる際、さまざまな探究フォームを使って、情報を活用する力、書く力、表現する力などを高めます。また、校外から講師を招いて交渉方法なども学びます。

高2 集大成の研究旅行

5コース選択制の研修旅行と、その事前学習・事後学習に取り組みます。それぞれの土地で生きる人々と触れあう経験が視野を広げ、問題意識と課題解決について思考を深める契機となっています。事後学習では、高1までの学習を基に「研究レポート」を作成します。

具体的な取り組み

高2の研究旅行は、中1から積み重ねてきた人間学の集大成として位置づけられています。高1で立てた問いや探究プロセスを活かし、研究旅行(フィールドワーク)へつなげます。生徒たちの多様な興味と関心を応援しつつ、地球規模で物事の本質を捉える視野を持って欲しいという願いから、国内外の5コースで実施しています。「沖縄の白化したサンゴは〇〇すれば、再生できるのか」等の問いを立て、フィールドワークから肌で感じたことや資料で調査したことを分析・整理して、自らの主張に根拠を加えた研究レポートを作成します。

将来 進路を考える

中1から5年間にわたって学んできた総合学習「人間学」により、高校卒業後の進路のみならず、もし将来、人生の岐路に立たされることがあっても、自分で考え、自分で決める力を培うことを目指しています。