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海洋人間学 | 逗子開成中学校・高等学校
海洋人間学
海での経験は、生徒たちを自立させ
ひとまわり大きく成長させます。
本校では創立当時より、逗子の海を利用した教育を行っています。現在では「海洋教育」を逗子開成の教育の大きな柱の1つとして重視し、単にクラブ活動などで一部の生徒が行うのではなく、全ての生徒が「ヨット帆走」「遠泳」などを体験するカリキュラムとなっています。
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3のプログラム PROGRAMS

01
遠泳
遠泳
本校に入学する生徒は全員が水泳を得意としているわけではありません。しかし中3時には逗子湾での約1500メートルの遠泳に挑戦し、参加した生徒は途中脱落することなく、毎年全員が泳ぎきっています。
02
ヨット製作と帆走
ヨット製作と帆走
中1の10月から3月にかけて、ヨット製作と講義が行われます。生徒たちはグループを作って共同作業で製作を進めていきます。また、中1から3年まで、毎年5~6月と9~10月の年2回ずつヨット帆走実習が行なわれます。
03
海の恩恵で育む海洋教育
海の恩恵で育む海洋教育
海をとりまくさまざまな問題群を知り、海への知識を深めます。海洋教育特例校として、海についてさまざまな角度から学び考えています。

01 遠泳

普段の生活では
なかなか味わうことのできない
泳ぎ切った時の達成感。
中3の7月に逗子湾で約1500メートルの遠泳が行われ、参加した生徒は途中脱落することもなく、毎年全員が泳ぎきっています。しかし本校に入学する生徒の中には、水泳が苦手な者、全く泳ぐ事ができない者もたくさんいます。全員が泳げるようになるために、中学1年の時から水泳の指導には時間をかけているのです。

本校のプールは屋外プールではめずらしい温水プールです。そのためプールの授業を5月上旬から始め、10月中旬まで続けることができます。雨の日や気温の低い日でも、常に水温を27~8度に保つことができるので、十分な水泳指導を行うことができるのです。
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先生からのメッセージ
先生からのメッセージ
吉川 智己先生
主な担当教科:体育、遠泳
遠泳を完遂するためには「泳力」以外にも「持久力」や「完泳する強い心」「仲間との助け合い」など多くの要素が必要となります。遠泳に向けて、時間をかけて高めていきましょう。
生徒の声
生徒の声
O.Tさん
高校1年生
私は運動が苦手でしたが、プールや海での練習によって全員が慣れることができました。本番、ゆるやかで大きな波の中、泳ぎ切りました。結果的に、海に打ち勝つことで自分の成長を大きく感じました。

02 ヨット製作と帆走

海での貴重な体験を通して芽吹く
自立心と協調性。
中1の10月から3月にかけて、ヨット製作と講義が行われます。生徒たちはグループを作って共同作業で製作を進めていきます。1つのクラスだけではなく、複数のクラスのメンバーが同じ船を交代で製作します。完成したヨットは中学2年の春の進水式にてシャンパンがかけられ、逗子湾に船出します。船体中央には担当した生徒の名前が書き記されており、生徒たちは自分の手で作った船が自由に逗子湾を進むのをうれしそうに眺めています。

中学では、春と秋の時期に、3年間で4回ヨット帆走実習が行われ、生徒全員が海での貴重な体験を味わうことができます。「沖に出たら1人になります。すべて自力で行わなければなりません。でも浜では逆に、船を1人で運ぶことはできません。仲間の協力なしでは成しえない行事でもあるのです」などと、ヨット実習に対する心構えも教わります。中学1年の後期から、いよいよ実際の海で帆走実習を行います。
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先生からのメッセージ
先生からのメッセージ
内田 伸一先生
主な担当教科:技術、OPヨット実習
海洋人間学では単にヨットをつくって乗るだけではありません。さまざまな体験や学習を通じて真に生きる力をつけてもらいたいと考えています。風を感じて、自立して生きていくことを学んでほしいです。
生徒の声
生徒の声
I.Sさん
中学2年生
みんなで協力し、完成したヨットで海に出るというのは格別の体験でした。特に風にうまく乗れた時はとても気持ちよかったです。ヨットに乗るというのは逗子開成でしか味わえない体験だと思います。

海洋教育講義内容

1.ヨットはなぜ走るのか(関連する教科:物理)
帆走のしくみと種類について学びます。
2.ロープワーク
ヨット実習で使用する基本的な結び方3種類を学びます。
3.材料と工具(関連する教科:技術)
技術科との関連、主に材料や使用する手工具について学びます。
4.海上での安全(関連する教科:地学)
転覆時の対処や基本的な観天望気について学びます。
5.つながる海(関連する教科:地理・地学・社会)
世界の海の名称の由来、過去に起きた環境問題等について学びます。
6.艤装訓練
実習で使うヨットの艤装(組み立て)や部品の名称について学びます。

ヨット製作の工程

1.ガイダンス
1.ガイダンス
ヨット製作の手順、使用する工具、安全のための注意事項を説明します。
2.部品製作
2.部品製作
ヨットの部品、小物などを木ネジ、接着剤などを使用して組み立てます。
3.船体の組み立て
3.船体の組み立て
手順2で製作した部品を作業台に固定して、船体を組み立てていきます。
4.塗装準備と塗装
4.塗装準備と塗装
手順2で制作した部品を研磨し、着色剤、ニスなどを使用して塗装します。
5.ネーム入れ
5.ネーム入れ
自身が製作に携わった船のネームボードに記名します。
6.艤装訓練
6.艤装訓練
完成したヨットにセールを揚げ、帆走できるように組み立てる練習をします。

ヨット実習当日

1.ヨット部準備
1.ヨット部準備
7時にヨット部員たちが準備を開始します。
2.朝礼、進水式
2.朝礼、進水式
朝礼が終わったら、進水の儀式。今日の成功をみんなで祈ります。
3.艤装
3.艤装
5人1組のチームで艤装作業を行います。
4.出発
4.出発
チームメイトに送り出されながら1人ずつ出発します。
5.帆走
5.帆走
風を感じながら帆を操ります。
6.作文
6.作文
今日のヨット実習を通して感じたことを、自分の言葉で表現します。

03 海の恩恵で育む海洋教育

多くの体験を経て、
多様な視点から海を知る。
中学で探究学習のプロセスを学び活用しながら,海洋に関する課題に取り組み、人と自然との共生について関心を高めます。中1では「海に関する土曜講座を企画する」という課題を通してグループで学びに向かう力を養います。中2では「日本の水族館及び動物園の是非について」ディベートを行い、情報を分析する力や、物事を多面的・多角的に捉えて意見を言う力を養います。中3では中1、中2で学んだ海に関する知識や考え方を踏まえて、海洋学の集大成として「理想の水族館」を企画・立案し、文化祭で発表します。

このような活動から興味を深めた生徒達が、さらに海洋に関して自ら設定したテーマ・研究・発表を行う自主研究グループ「うみけん」を立ち上げ、発展的な取り組みを展開、全国大会で優秀な成績を収めるなどの活躍をしています。
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先生からのメッセージ
先生からのメッセージ
木村 浩明先生
主な担当教科:理科、人間学
海は私たちにとってどんな存在なのでしょうか。何十億年も前から存在し、地球環境に多くの影響を与えてきました。抗うことのできない人智を超えた存在である一方で、私たちにさまざまな恵を与えてくれる存在でもあります。そして、未知の世界が広がっている魅力的な存在でもあります。逗子の海から人と海の関係について学んでみましょう。
生徒の声
生徒の声
M.Yさん
中学3年生
逗子開成の海洋教育では立地をいかしてヨット実習や遠泳を行い、海を体感的に学ぶことができます。また、私が所属するうみけんでは生態系やその利用について研究しており、とても楽しいです。